データについて
データの出典
財務省が公表する貿易統計を、政府統計の総合窓口(e-Stat)経由で取得し、毎月自動的に集計しています。国別の集計基準については、このページ冒頭の説明の通りです。
指標の意味
現在の集中度(直近6ヶ月累計)
品目ページの「現在の集中度」は、月ごとのシェアを単純平均するのではなく、直近6ヶ月の輸入数量を原産国ごとに合算したうえで、CR1・CR3・HHIを再計算したものです。短期的な入れ替わりに左右されにくい輸入構造を確認するために、この方式を採用しています。
品目ページの「集中度の推移」グラフでは、この6ヶ月累計HHIと、単月の生のHHIを同じグラフに重ねて表示しています。単月値は条件によっては大きく振れるため、6ヶ月累計の線(太い線)で全体の傾向を、単月の線(細い線)でその時々のブレを、あわせて確認できるようにしています。
現在の集中度と変化トレンドの見方
品目ページでは「現在の集中度」と「変化トレンド」を、2つの別々のバッジで表示しています。
「現在の集中度」は、直近6ヶ月累計のHHIで「高・中・低」が決まります(境目は上記HHIの説明を参照)。
「変化トレンド」は、直近6ヶ月累計HHIを前年同月(1年前の同じ6ヶ月累計)と比べ、どれだけ・どちら向きに動いたかを示します。「急上昇」「急低下」の境目は、過去5年分・全品目のHHI変化幅の分布から決めており、上位25%を「上昇/低下」、上位5%を「急上昇/急低下」としています。上昇方向・低下方向とも同じ基準で判定します。
なお、品目ページの「今月の動き」は、上記の6ヶ月累計とは別の、単月の動きです。首位原産国の交代・維持は前年同月のCR1と比較したもの、急な変化の検知は前月比です(それぞれの文言に比較基準を明記しています)。取引が少なく不定期な品目では、6ヶ月累計の首位国と単月の首位国が一致しないことがあります。
データ状態・例外処理
品目ページの「集中度の信頼度」は、CR1やHHIといった集中度の数字を、少数の取引でどこまで信用してよいかを示す注記です。輸入量そのもの(「輸入量の推移」グラフの実績値)の正しさを評価するものではありません。
当月の輸入量が過去5年中央値と比べて極端に少ない場合は「低」と表示します。少量取引によってCR1やHHIが大きく変動する可能性があることを示すための注意表示であり、財務省統計そのものの信頼性を評価するものではありません。
比較対象となる過去5年分の同月データが3件に満たない場合、または過去5年分の同月の輸入量の中央値がゼロ(その時期は例年ほとんど取引が無い)の場合は「不明」と表示します。後者は、その品目・時期がもともと取引の薄いことを示しているだけで、データの欠落を意味するものではありません。
特定の国の取引額が少なく統計上「秘匿」扱いとなっている場合、その秘匿分をまとめて1つの区分として計算に含めています。この場合、HHI等の数値には「秘匿分を含む参考値」と注記します。
本サイトで分かること/分からないこと
- 財務省貿易統計上の原産国別輸入シェアと、その推移
- 直近6ヶ月累計の集中度(水準)、およびその前年同月比の変化トレンド
- 単月の急な変化(首位原産国の交代・急変シグナル)
- 実際の鉱山生産国・原材料の一次産地(原産国は通関上の区分であり、鉱山生産国と一致しない場合があります)
- 個別企業の取引内容・数量
- 価格の変動や、将来の供給動向の予測
- 供給停止等のリスクそのものの発生確率